森秀樹の漫画が好きで(文庫版を持っています)、映画化の話に驚き、上海で映画のポスターを見て公開を待ちわびていた映画、
墨攻が公開されました。が、なんと近くの映画館では3/2には公開終了と言う話なので、慌てて見に行ってきました。
原作と違い、梁適が死に、革離は愛する人逸悦を失い(そもそも原作に逸悦はいなかったが)、ハッピーエンドでは無かった。しかし、面白い!歴史映画だと言う事で行くのをためらった方、損をしたと思います。
戦闘シーンはあるのですが、他の映画、それこそファンタジーであるロードオブザリングやエラゴンよりも印象に薄いのは何故かと考えてみた。これは原作同様、革離の戦略や、心理戦、そして梁城内での利権争いなどの精神的面が上手く描かれており、そちらに引き込まれるからではないでしょうか。
続編制作を期待・・・と思った所で調べてみて初めて知ったのだが、原作小説があるのだと!しかも小説は梁城編で終り。その鼠編・邯鄲編は漫画のオリジナルストーリーだと。うーん、映画の続編は無いかな。