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11月21日の投稿で現場サイドでの声を書いたのだが、報道が進むに従い、あまりにも今回の姉歯事務所の偽装が酷すぎるので、あの投稿をした事が辛くなってきました。しかし、現場の実情として知って頂きたいのも事実です。
そんな中、今日の新聞に書いてあった、建築士免許の更新制度導入の話。当事者としては「えらいこっちゃ」であります。第3者からしてみれば、更新制度も無いなんてと思われることでしょうね。それに更新制度と言っても試験とかでは無く、講習会でしょうから、免許剥奪なんて事にもならないでしょう。だから何が「えらいこっちゃ」なんだろうとお考えかと思います。しかし・・・ 我々の身近に、最近更新制度の無くなった「建築設備士」と言う資格があります。更新制度が無くなる前、その更新にかかる費用は馬鹿にならなくて・・・私は受験を断念した覚えがあります。一級建築士もそれくらいの費用がかかるようになるのかと考えると、経費で落とせない我々サラリーマンには非常につらいのです。 せめて現在実施されている「指定講習会」受講の義務化程度が更新制度になればいいのですが・・・ その更新制度よりも心配なのは、姉歯事務所とその周囲の人々が、現在の信頼関係によって成り立つ建築確認システムを根本から裏切ってくれた事です。これによってどんな弊害が起きるか?もし現在の構造計算チェック方法では駄目だ、全てチェックしなくてはならないなんて話になったら、その時間、費用共に現在の水準でできる訳がありません。 知っています?構造計算書って、マンションくらいの規模であれば、1000ページくらいになるのです。大型ホテルや複雑な形状の建物ですと厚さ20cmくらいにも。私の場合、厚さ60cmくらいの計算書を提出した事もあります。そこに書かれている数字を一つ一つチェックなんて、実際不可能な話です。するとどうするかと言うと、構造計算を1からやるようになるでしょう。その費用は全て確認申請手数料の上乗せになるでしょう。 そして確認期間。建築基準法第6条4に於いて、「建築主事は申請書を受理した場合、21日以内に適合するかどうかを審査し、適合することを確認したときは確認済証を交付しなければばならない」事になっています(日数はマンションなどの場合)実際にはこの期間内に審査が終わる事は稀で、もっと時間がかかっております(これが民間委託が始まった背景だと思われます)それなのに、もし構造計算の全てをチェックするような事に決まれば、審査期間はもっと長くかかってしまうでしょう。なぜなら、同時期にかかえる物件も無いとは限らないから。 これらは全てお施主さんに、一般の人々に返ってきます。我々は「いつ申請がおりるんだ」とか、「申請手数料が何故こんなに高いんだ」とか文句を言われるだけ(これも辛いけど) 本当に大変な事になってきました。 しかし、実際一番大変なのは、今回の問題物件に住んでいる人、仕事をしている等で関わっている人でしょう。Ryuさんが投稿されているように、銀行やゼネコンに税金を回しているより、ここに使うべきでしょう! by tobeplanning | 2005-11-27 23:14 | 戯れ言
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